2010/08/31
ナビのPマークは商業地域の繁栄度を表す
知らない街に車で行く。
僕のしそかな楽しみがある。
ナビに表示されるP(駐車場)マークの量を見ることだ。
「おっ・・この街は予想より栄えているな」
「さすが仙台だ」
駐車場のマークの量でその町の規模が分かる。
時々油断しているとナビ画面がPマークだらけになる。
「どひゃ」・・見えない。
街の地図がPマークで見えなくなっている。
僕はあわてて地図の倍率を変える。
人が集まるところで商売人は利益をあげる。
少しでも空いている場所があれば駐車場にする。
商業地域の繁栄度の目安がナビに表示されるのだ。
各地域のナビに表示されるPマークの比較。
やって見ると面白いと思うよ。
中心地に近寄るに従い増えてくるPマーク。
画面全部が埋め尽くされる瞬間。
「キター」
予想が当たると「ニンマリ」。
・・・。
「むふ」
2010/08/23
道の駅が観客席になっていた
お盆の早朝。
サイレンの音が聞こえる。
「ちぇっ」
田舎の人は朝から騒がしいな。
親切にサイレン鳴らしてモーニングコールかよ。
寝ぼけながらそう思っていた。
「うるさい」
朝から何かイベントでもやるのか?
車の窓のカーテンを開けて見る。
・・・。
真っ赤に燃える建物が近くに見える。
・・・。
「えっ」・・燃えている。
よく見ると僕の車と建物の間に止まっていた車が無い。
警察に目撃談を語っている人の車以外に車が無い。
みんな非難していた。
「火事である」
・・・。
「車を動かさなければ・・」
動かすか微妙な距離でもある。
火事場との間には何も建物が無い。
近く感じるが距離は50mはある。
あるはずだ。
・・・。
車を移動するのを止めた。
しばらくすると地元の人達が車で集まって来た。
僕と火事場の間はいつの間にか車で一杯である。
見物人で一杯である。
他の建物が少ない場所での火事。
建物の横の道の駅の駐車場。
そこに人が集まる。
・・・?
災害訓練のように見えないでもない。
僕の後ろのギャラリーの姿を見てみると・・
みんな仮想の世界のものを見ている。
そんな顔をしている。
キャンピングカーの窓から火事を見つめる少女。
夏休みのアトラクションを特等席で見ている。
僕にはそう見えてしまう。
火が鎮火しはじめた。
ギャラリーの姿も少しずつ減り始めた。
催し物が終わったのだ。
火事場に聞こえて来る音があった。
町の防災放送を通して時報を兼ねた音楽が聞こえる。
音楽がリアリティーを僕の中から完全に消し去った。
・・・。
この火事は本物だったのだろうか?
2010/08/14
道の駅に辿り着いた者達
首都圏に近い道の駅。
時々地方に行った帰りに寄る。
仕事の道具を持ったまま・・
不自然な体勢で仮眠を取っている人がいる。
・・・。
どうしたんだろう。
そんな体勢では体の疲れも取れない。
仕事帰りに疲れて寝てしまったのか?
帰る家が無くなってしまったのか?
そんな人を時々見かける。
下請けの職人さんか?
職人さんは法的な知識の無い人も多い。
支援制度を知っていても支援の窓口に行かない人もいる。
職人気質が残っている人もいる。
日本の支援はドカッと座って待っているだけ。
探し求める事はしない。
ヨーロッパなどを見ると布教活動と言うのがある。
人を導く為にいろんな所に入って行く活動が古くからある。
現在でも町の至る所に救いを求める人を捜し歩く。
救いを求める人を発見することに価値を見出す。
さ迷い歩いた人達が辿り着いた場所が道の駅なのか?
一般の人達は見て見ぬふりをする。
管理者に伝えると排除にだけ動く事を感じているからだ。
日本の仕組みは問題が明確になると排除に動く。
他の機関との連携は嫌な思いをすることが多いからだ。
行政やそれに連なる人達の考え方である。
「余計なことをしやがって・・」
そんな考え方をする奴を僕は沢山知っている。
道の駅にはいろんな人が寄る。
その中には救いを求める人が来るのも自然である。
運営の仕組みの中に必要な支援へ繋ぐことを入れろ。
明確にするべきだろう。
道の駅も時代と共に変化している。
人が欲する形に変化するのが自然である。
変化の中に救いを求める人への対応が入るのも自然だ。
道の駅はいろんな人が集まるオアシスである。
2010/08/11
クールなおじさんライダー
暑い夏。
僕は北へ向かっていた。
隣を見るとビッグバイクにまたがるおじさん。
「クールだ」
歳を重ねて来た人がビッグバイクで旅をする姿。
日本人もさまになってきたようだ。
バイクは風を感じて走る。
風の中にはいろんな匂いもある。
その土地の匂いを嗅ぎながら走るのだ。
僕も以前はバイクで旅をしていた。
走りながら自然に匂いを感じていたのを思い出す。
バイク乗りは匂いを楽しんでいる。
視線の多くは運転の為に使ってしまう。
時々運転しながら眺める風景。
味わって眺めるわけにも行かない。
嗅覚で感じて楽しむようになっている。
「くんくん」
「少し潮風が混じりだしたな」
「もうすぐ海だ」
旅を続けていると地図を見なくとも分かる。
緑の匂いや沼のにおいや海のにおい。
匂ってくるのだ。
旅するライダーは鼻が利くようになる。
このおじさんも匂いを楽しんでいるのかな?
2010/08/01
避暑地で見かける犬連れ
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